紹介者がいないと購入できないという、超入手困難な、東京の洋菓子屋「村上開進堂」のクッキーを食べてみました。
しかも、メルカリなどで悪質な紹介が横行し、現在の顧客から年1人しか紹介してもらえなくなってしまった、超激レアな紹介制のお店です。
もちろん美味しいのですが、それ以上に「これは二度と食べられないかもしれないクッキー」と思うと、あまりに貴重で興奮してしまいました!
ロシアケーキで有名な京都の村上開進堂は
デパートの物産展で買えたりするのですが、
こちらとは全く別のお店です。
村上開進堂のクッキーの特徴
村上開進堂とはどんなお店?
村上開進堂は、東京は半蔵門にある、歴史ある洋菓子店。
明治7年創業の洋菓子店。
日本人の舌が納得する味づくりをモットーに、「手作り」を守り続けていて、現在は5代目、山本道子さんが営んでおられます。
洋菓子店とともに、フランス料理の「村上開進堂レストラン」と、洋菓子・クッキーを中心とした姉妹店、「山本道子の店」も展開中です。
なぜ村上開進堂のクッキーがレアなの?
村上開進堂のクッキーがレアだと言われるのは、その独特の購入方法にあります。
創業以来手作りを続けている関係から、一日に作られる量が限られているため、顧客も絞っているのです。
一見のお客が買うことは許されず、「すでにご利用いただいているお客様」からの紹介でないと、顧客の登録も不可能。
そのため、既存の顧客に紹介してもらいたい人が激増し、2019年には1年間に紹介できる客を、上限3名に絞ることに。
しかしそれでもさらに、紹介と注文がおさまらなかったため、2021年1月には、
1年間でご紹介いただきますお客様を、1名様のみ、とさせていただきます。
引用:村上開進堂「ご紹介についてのお願い」
ということになってしまいました!
現に、2020年9月には、2021年12月までのクッキーがすべて売り切れになってしまったそうです。
すごいですよね…。
ますます買えません!
村上開進堂のクッキーは誰が買えるの?
村上開進堂のクッキーは、登録済みの顧客が注文したものをもらう。
または登録済みの顧客に、自分を登録してもらい、注文する。
この方法しかありません。
お店に行っても買えません!
村上開進堂のクッキーを買う裏技はあるの?
村上開進堂のクッキーですが、実はフリマアプリでも、クッキーとともに、顧客の紹介をセットにして、高額で転売されていたようなのです。
この件についてもかなり厳しくHP内で触れられていて、
転売や金銭を伴うご紹介の事実が判明しました際には、ご登録を抹消させていただき、かつ、ご紹介いただいたお客様のご登録をご遠慮させていただくことになりますので、その旨ご了承下さいませ。
引用:村上開進堂「当店商品の転売につきましてお知らせ」
ということで、ますますどころか、本当に裏から買うことは難しくなりました。
(今回の私のクッキーも、そんな裏技ではなく、登録されたお客様から母がもらい、それを私が開けさせてもらったのです)
村上開進堂のクッキーのメリット
お店に信頼されたお客様に信頼されている、という喜び
村上開進堂のクッキーは、これだけ入手が難しいということなので、食べられるだけで嬉しいです。
登録されているお客様からいただくといっても、その方も何個も注文することは難しいはず。
それだけ貴重だなと思っていただきました。
二度と食べられないと思うと、余計に美味しい!
ここまでして入手困難な村上開進堂のクッキー。
もちろんとても美味しいです!
小さなピンクの缶に、ぎっしりと詰められたクッキーは、とても丁寧な仕事から作られているクッキーだなと思わされました。
量は決して多いわけではありませんが、そのため大切に食べますし、缶を開けるたびに幸せな気持ちになります。
デメリット
とにかく入手が困難!
ここまで入手困難だったら、幻のクッキーみたいなものですよね…。
もちろん美味しいのですが、もうちょっと決まった人だけじゃなく入手できたら嬉しいのに、と思います。
買えたとしても高価
登録された顧客にしかクッキーの金額はわからないのだと思います。
いただきものなのでちょっと聞くことも難しいですが、どうやら母がもらった缶は、一番小さいサイズですが、7000円くらいするそうです。
SNS上での口コミ、評判
インスタでも掲載されていた村上開進堂のクッキー。
しかし、気軽に買えないからか、やはりアップされた画像は少ないです。
とにかく入手できないことから、本当に大事な人にしか渡せないクッキーということで、もらった人は大感激な感想が多めですよ。
村上開進堂のクッキーを食べた私の感想
母へのお年賀を開けさせてもらった
母の友人が、「なかなか食べられないクッキーをお年賀に持っていくね」と、持ってきてくれたのがこの村上開進堂のクッキーでした。
母は以前にも食べたことがあったようで、今回は私に開封させてくれたのです。
もう二度と食べられないかもしれない
この次いつ食べられるかわからない、と思うと、開けるにもドキドキしました。
由緒正しいお菓子、のはずですが、ベビーピンクの紙袋があまりに可愛すぎます!
中に入っていたのは、昭和レトロな感じの小さなクッキー缶。
あけると、ぎっしりと小さなクッキーが詰まっていました。
これは、大切に大切に味わいながら食べていくしかありません。
子どもにはもったいない味?
村上開進堂のクッキーは、どれも小さいですが、丁寧に作られたことがわかる味。
私たちが普段食べる、バターが入ったサブレのようなクッキーとは違います。
どちらかというと、東京会館のクッキーにも似た、ハードなものもあるし…昭和から脈々と受け継がれている感じの、伝統的な味のするクッキーたちです。
私はシトロンクリームのサンドされたクッキーがとっても美味しかった!
この小さな箱で7000円というのは…正直高い気はします。
しますが…ブランド料もあるな…と思いました。
でも一度食べたら自慢できます!
村上開進堂のクッキーがあきらめられない人へ
村上開進堂の系列の、「山本道子の店」のクッキーもおすすめ!
村上開進堂のクッキーはこのように買うことが非常に困難です。
ですが!村上開進堂の姉妹店、「山本道子の店」のクッキーも、とってもおいしく、こちらは電話で購入が可能です。
ただ、注文してから1か月はかかってしまうこと、代引きでのお支払いでした。
村上開進堂のクッキー缶と違って、私が買ったマーブルのクッキーは、薄いクッキーが入っているのです。
バラエティ豊富なクッキー缶、ではないのですが、味は非常に美味しい!
こちらもおススメです。
→ 「山本道子の店」
貴重な体験をさせていただきました!
とにかく、「食べられた」ことが貴重な村上開進堂のクッキー。
この先、いつ食べられるかわからないけれど、その分今回、母と一緒に味わって食べました。
ちなみに、小学生の子供や夫には内緒で食べてしまいましたが、村上開進堂を知っていてもよかろう、と思った大学生のお兄ちゃんにはあげました。
うわあ!!これは貴重すぎる!!
しかも美味しい!
めったに食べられないと聞いたら、さらに美味しすぎる!!
とのことでした。
後日談としては、学校にいるお金持ちの友達は知っていたようです(笑)!さすが!!
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